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梅雨時期の画像検査機器について|注意が必要な4つのポイント

みなさん、こんにちは。放射線技師の高石です。
最近、蒸し暑くなってきましたね。梅雨時期は、人への健康被害がありますが、機器類にも被害をもたらすってご存知でしょうか?

今回は、梅雨の時期の画像検査機器についてお話ししたいと思います。

【梅雨時期の画像検査機器】

梅雨の時期は、湿度が高くなり、カビやダニの原因で感染症が増える傾向にあります。

高湿度は、医療現場において特に注意が必要なのです。

その中でも画像診断検査を行う際に、機器や環境の管理が非常に重要になります。

高湿度によって、機器の性能に悪影響を及ぼす可能性があり、検査機器がうまく作動せず検査ができなくなることがあるのです。

私が勤務する病院でも高湿度と冷房気により、エアコンの配管から結露が発生し、壁一面が水浸しになったことがあります。

特に検査機器に影響はなかったのですが、検査を受ける側としては気持ちいいものではありません。

更なる悪化に対処すべく、除湿器を2台配置し、エアコンの冷房を除湿に切り替えるなどして何とか結露による影響を防いでいます。

このように、梅雨時期は、患者さまや医療現場スタッフの健康にも配慮し、室内の温度・湿度管理などの環境管理も徹底することが求めらてれます。

梅雨時期の画像診断検査においては、以下のような点に注意を払うことが推奨されています。

1. 機器の定期的なメンテナンスと調整

2. 検査室の湿度と温度の適切な管理

3. 患者さんへの清潔な環境の提供

4. 感染症予防のための衛生管理の徹底

これらの対策を行うことで、梅雨の時期でも安全で正確な画像診断検査を提供することができると思います。

また、患者さまだけでなく、我々医療従事者も、梅雨時期は体調を崩しやすくなるため、健康管理には十分注意し、必要に応じて医療機関を受診することも大切です。

梅雨時期は、カビやダニによる感染症に注意が必要であり、これは画像検査機器にも悪影響を及ぼすため、適切な機器・環境・衛生管理を行って、梅雨時期特有のリスクを最小限に抑え、安全で正確な検査・診断を支えていきたいものです。

今回は、梅雨時期の画像検査機器の管理についてご紹介しました。

みなさんも梅雨入りの体調管理に気をつけて、この夏も快適にお過ごしください。

それでは、また次回もお楽しみに。