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― 先輩に可愛がられる質問のテクニック ―

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記事の監修医師

中山 善晴

【略歴】
熊本大学医学部卒業

【資格/役職】
放射線診断専門医 医学博士
株式会社ワイズ・リーディング 代表取締役兼CEO
医療法人社団 寿量会 熊本機能病院 画像診断センター長
熊本大学医学部 臨床教授

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ラジエーションジャーナル編集部の林です。

新人技師の皆さん、日々の業務お疲れ様です。
前回の記事では「報・連・相は光の速さで」とお伝えしましたが、実際の現場ではこう感じることも多いのではないでしょうか。

「今、先輩忙しそうだな…」
「こんなこと聞いたら怒られるかな…」

質問した方がいいと分かっていても、一歩踏み出せない。
これは誰もが通る“新人の壁”です。

しかし実は、先輩たちは「質問されるのを待っている」は歓迎しています。
違いが出るのは、その“聞き方”です。

今回は、先輩に可愛がられながら、知識と技術を一気に吸収できる
「質問の3つの黄金テクニック」を解説します。


1. 「自分なりに考えたんですけど…」という「武器」を持つ 🛡️

新人のうちは分からないことが多くて当然です。
しかし、何も考えずに「分かりません」と聞くだけでは、成長スピードに差が出ます。

ポイントは、“仮説を持って質問すること”です。

■ NG例(丸投げ質問)

「CTの撮影手順、忘れちゃいました。教えてください」

■ OK例(可愛がられる質問)

「次は腹部単純CTですよね。撮影後画像をしっかり確認をして、そのあと寝台から降りてもらうで撮影のフローは合っていますか?」

■ 先輩の実録エピソード

「『この画像おかしいですか?』よりも、『この部分の左右差があってコントラストが低い気がするんですけど、私のポジショニングが悪かったんでしょうか?それとも装置の設定ですか?』って聞かれた時の方が、『お、ちゃんと画像を見て考えてるな!』って嬉しくなります。こっちも指導にも気合が入ります。」


2. 「タイミング」と「メモ準備」はセットで ⏱️📖

質問の質が高くても、タイミングが悪ければ印象は下がります。
逆に、ちょっとした配慮で「気が利く新人」に一気に評価が上がります。

■ NGタイミング

  • 医師と対応中
  • 撮影の真っ最中
  • 明らかに急いでいるとき

■ OKタイミング

  • 撮影と撮影の合間
  • 画像処理中など手が少し空いているとき
  • 事務作業中

そして、質問する時は「メモとペン」を手に持っておくのが最強の装備。
教わりながらメモを取る姿は、「二度と同じ質問はしません!」という決意の表れに見えます。

■ 先輩の実録エピソード

「教えたあとに『あ、メモ忘れたんで、もう一回いいですか?』と言われた時は正直カチンときたことがあります(笑)。
逆に、ボロボロのメモ帳を片手に、『今、3分だけいいですか?』って真剣な目で来られたら、休憩時間を削ってでも教えちゃういます。」


3. 「失敗エピソード」こそ、最高の質問のネタにする 😂⚡️

新人のうちは失敗がつきものです。
ただし、その失敗をどう扱うかで、成長スピードは大きく変わります。

落ち込んで終わるか、
それとも学びに変えるか

■ 成長する人の質問

  • なぜ失敗したのか?
  • 何が足りなかったのか?
  • 次にどうすれば防げるのか?

ここまで踏み込んで聞けるかが重要です。

■ 先輩の実録エピソード

 「新人の頃、胸部レントゲンの撮影で、患者さんの肺野が思いっきり切れちゃって…。再撮になって、先輩に『何で切れたと思う?』って聞かれました。僕は『患者さんが動いたからです』って言い訳したんだけど、先輩は『違う。お前の声掛けと、照射野の確認作業の一手間が足りなかったんだ』と。 その時、僕は『次はどういう声掛けをすればいいですか?先輩のやり方を見せてください!』って食い下がったんだ。あの日以来、肺野が切れるミスはゼロ。あの時の恥ずかしい失敗と質問が、今の僕の技術の基礎になってます。」


🌟 最後に:質問できる人が、最も早く成長する

「質問する」という行為は、単なる確認ではありません。
「質問する」ということは、あなたが「プロの放射線技師として、責任を持って仕事をしようとしている」という何よりの証明です。

先輩たちは、あなたが完璧であることを求めていません。求めているのは、「安全に、より良い画像を提供しようとする向上心」です。

先輩に可愛がられる質問テクニック、それは「素直さ」「準備」「向上心」の3つが揃った時に完成します。 最初は勇気がいるかもしれませんが、怖がらずに先輩の懐に飛び込んでください。放射線科の先輩たちは、ぶっきらぼうに見えても、根は面倒見が良い人が多いんです(本当ですよ!)。

あなたの「質問」が、チーム全体の活気になり、結果として患者さんのためになります。明日から、自信を持って質問の声を上げてください。

あなたの成長を全力で応援しています!